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お知らせ | ワールドカラテアカデミー(WKA)瀬戸市・尾張旭市にある空手教室

お知らせ

負ける覚悟とは?

  • 2025.10.20

10月19日(日)に、日進市の日輪杯に参加してきました。予想以上にレベルの高い大会でした。最近、生徒たちには「勝てとは言わない。同じ負け方をしないようにしなさい。」と言っています。
先週の大会に出た生徒は、結果はともかく内容は前回よりも良かったと思います。

昨日の大会でひとり、私が大いに褒めた生徒がいました。形は準優勝で、組手は初戦負けでした。私は、決勝戦に進んだ形よりも初戦で大敗した組手を褒めたのです。これまで負けるのが怖くて、リードをすると守りに入り、結果僅差の逆転負けをすることが多かったのです。私は、「次の大会は、攻めて攻めて攻めまくって、0-6でストレート負けしなさい。」と言ったところ、昨日は開始早々に攻めて、試合が終わるまで終始積極的に攻めました。結果は、1‐5の大敗でしたが、この生徒は私が言った通り、攻めて攻めて攻めまくっての敗戦です。
柔道の創始者嘉納治五郎先生は、「勝つことばかりを目的とすると、真の修行を見失う。負けることを恐れず、そこから学ぶことが大切だ。」とおっしゃいました。当道場の生徒は、負けたくないあまり、消極的になり思い切った動きができずに負けています。負ける覚悟のない選手に技を教えることはできません。できなくても良いから教わったことをやる。負けても良いから言われたことをやる。これができれば技を教えることができるのです。

全体的に、組手は大惨敗でしたが、私は収穫のある大会だと感じました。